1日の大半を、英語学校と、動画やブログの作成に使っていたり、はたまた周りの人たちや日本の人たちと連絡を取った話す話題は、ほとんどがアカデミーを作るための環境づくりについてで、果たして自分は何者だろうかと思ってしまう。
これでも一応普段は野球アカデミーで、野球のコーチをしていますよ。
アカデミーでは基本は新谷さんのアシスタントですが、最近少しの方々が私のレッスンを取ってくれたりして、ちゃんと”野球のコーチング”もしています。(ということを改めてお伝えしたいブログです)
地元福島では、夏の県大会の予選が決まりましたね。
速報見てるよ!頑張って!
日本で主流のコーチングや技術の理論は、なかなか理解しがたい部分が多く、自分が”経験だけ”でコーチングをしようと思ったら困ることがたくさんある。
特にコーチングは”感覚”に支配されることも多く、それを相手に伝えると相手は当然違う感覚を持っているので、一致しないことが出てくる。
「言ってることが伝わらないなー」と、指導している自分は思うばかりで、なかなか成果に結びつかないことがたくさんあった。
特にバッティングにおいては、1秒に満たない反応動作の中で、それを分析してコーチングするためには、100人いたら100通りを見れなければならない。
ひとりひとりが違うので、”答えがない”が正解だけれど、我々指導者がすべきことはひとつ、論理的に学ぶこと。
「(前置き:君にとってどっちがやりやすいか分からないけど)力学的にはこっちが正解だよ」という回答を選手に発信できること。
そのうえで、選手の動作をみてスムーズな動きを導いてあげられたらいい。
論理的に知りたいと思えば思うほど、私のFacebookはイングリッシュで溢れ、instagramはアメリカのアカデミーの動画でいっぱいになりました。
(読めませんし聞き取れませんけど!)見ているだけで目からウロコです。*そのうち絶対に読めて聞き取れるようになってやる。
「毎日タクトは何をやっているの?」と聞かれたら一応(ここで言う”一応”は、ブログの発信とは違うけどという意味)野球のコーチングをさせてもらっているので、今日はちゃんとコーチングしていることをみなさんにお伝えしたい。
とくに日本とアメリカとで差を感じているのはバッティングについて!!
バッテイングの基本は、”フライを打つこと”です。
私は強くそう思います。フライにもいろんな種類があるのですが、こちらで良く聞くのは『ラインドライブ』いわゆるライナーを打つこと。
じゃあライナーって、どのくらいの高さの打球のことか。
こんにちは、メジャーリーグのデータ解析マシン『スタッドキャスト』の導入で、”最も打率の高い角度”がはっきりと示されました。
30度付近の角度の打球です。
じゃあこの角度に打球を飛ばすためにはどういうスイングをしなければならないのか。
日本では「切る」という表現で、ボールにバックスピン回転をかけて飛ばすという考えがありますが、切って打球が本当に飛ぶのか、いささか疑問です。
なにより、それ、超難しい。
やるならティーボールやトスしたボールを何度も何度もトップスピンをかけるように打って、反復して、投手の生きた球に自然と回転をかけられるようになるまで、捉え方を身体に染み込ませる。
…。しかし!
そうして長い時間かけて身につけたスイングの打球は、バックスピンがかかり滞空時間が長くなると、外野に捕られやすい。
これを追い求めて上手くいかなかったのが何を隠そう自分自身です。
アメリカではトップスピンもひとつの評価の対象になっていたり、バックスピン打球よりトップスピン打球の方が打率が高くなる傾向があるといったりするらしい。
現役時代の私に聞かせてあげたい。。
フライボール革命が流行って、日本でもプロ野球選手が「フライを打つように心がけてます。」というコメントを聞くようになった。
…本当そういう言い方気をつけて!
フライボール革命は別にフライを狙って打つんじゃない。正しく強く打つようにしたらフライボールになる!
投手のボールは必ず”上から下へ”来る。
それを最大に強く打ち返すための方法は、真っ正面からぶつけることなので、バットは投手のボールと同じ軌道で振って、打たなければならない。
投手のボールが30度の角度”で迫って来れば、打者のバットは同じく”30度の角度”で上がってこなければならない。
これがレベルスイング。
そしたら、ボールの真ん中ってどこ?
ボールのどこを打つのが正しいのか。
これもよく間違っているように思う。ボールの中心は、ボールを真正面から見てこそなので、上から楕円形に落ちてくるボールは、下から覗くのが正しい。
よく「ボールの”真ん中の少し下”を打つとよく飛ぶ」と言ったりするが、そこは”真ん中の少し下”ではなく真ん中そのものなのだ。
バットを振るときには、、ボトムハンド(下の腕・前の腕)の脇が締まっていたら、バットは「上から下」にしか行かないので、ボールの角度に合わせることができない。
「後ろから前へ」行くためには、ボトムハンド側の脇は、ゆとりを持って、スイング時には開けまくる。
先日行ったLAのアカデミーのコーチは、ボトムハンドの使い方について「ひじを投手に向けるように」とアドバイスしていていた。
今メジャーリーグはじめとするアメリカンスタイルのバッティング理論は、下半身始動のスタイルから上半身始動のスタイルに変わりつつあるように思う。
まず1番最初に動くのは、ターゲット(ボール)から最も離れているバット・腕。それから下半身が連動してパワーをアシストする。
*こんな機能(スライドショー機能)あったんだと感動。。
まずはイメージが大切。
それから、決して教えられていること(常識)を”正解”だと思わないこと。
「これが正しい」と信じて突き進むより、100通りのやり方に興味をもって知ってみてやってみる方が絶対に役立つ。