「太った」つてこの間の写真でめっちゃ言われまして、焦って、昨日の学校帰り走ったよね。。
どこが?
ドミニカから帰ってきて数日…そろそろ頭がクリアされてきて、ブログを書く気が湧いてきたので、書きます!
ドミニカ研修から時間が経ってすみません。
ブログを書くに当たって大事なことは『自分の主観』で話すこと。
だからまずは自分の中にインプットできないと『自分の主観』が生まれないので、書き起こすことが全くできなかった。
どこかで聞くような言葉を並べても自分が書いている意味がない。偉そうですが、とにかく自分の言葉で話す!
思いがけずそんなことが大事だと感じたドミニカ帰り。
いくつかの内容に分けて、数日間かけて書き綴っていきたいと思います。
ドミニカのメジャーリーグアカデミー
まずは、ドミニカ共和国のベースボールアカデミー構造について。
ドミニカ国内には、メジャーリーグ30球団のアカデミーが存在します。
メジャーリーグと日本のプロ野球の仕組みの 大きな違いのひとつがこの下部組織で、日本プロ野球は基本的にそのトップチームとそこから漏れる2軍(あって3軍)で構成されている。プロ養成を担うのは大所帯・高校野球や大学野球、そして社会人野球ということになる。
メジャーリーグ球団にはこの全てを囲えるような構造がある。
日本の社会人野球のような野球を続ける仕組みがない分、高卒や大卒の選手たちでメジャーレベルにない選手たちでも、ドラフトで指名を受け、その下部組織(いわゆるマイナー)で育成期間を経て、メジャーデビューを目指すことができる。
その下部組織は『AAA(トリプルA)』から始まって『AA』『A+』『A』『A-』……メジャーから数えると8段階ほどになる。
ドミニカにあるアカデミーはその下の段階に当たるので、だいたい位置づけで言うと9軍。
9軍!
それでも立派な「契約選手」。
先の長さを感じるが、逆に言えばそれだけ早い段階から長いスパンをかけて育成することが可能なわけだ。
中南米の、決して裕福とは言えない生活環境の中で生まれた選手たちが、これだけたくさんメジャーリーガーとなって活躍できるのは、このメジャーリーグ球団からのサポートが大きい。
だいたいこのドミニカのアカデミー生からメジャーへ昇格していけるのは2%ほどらしい。大変な競争だとも思うけれど、50人から1人が将来メジャーリーガーになっているって、やっぱりレベルは半端ではない。
今回の研修では、そのアカデミーへの契約をかけて野球をする子どもたち(15歳前後)と、晴れて契約を得てメジャー球団のアカデミーで毎日野球に打ち込む選手たち(18歳前後)、それからもっと下の年代の子どもたちを見ることができた。
【15歳くらいの選手たち】は、町のチームなどに所属してローカルなリーグ戦などに参加している。
そこでは、無償でコーチをしてくれる人たちがいて、野球の練習や試合をおこなっている。
そこでスカウトの目にとまれば、メジャー契約を果たすことができる。
【契約を果たした選手たち】9軍といっても、立派なメジャーリーグの下部組織との契約なので、選手の能力や将来性に合わせて”契約金”が支払われる。
時にはこの10代半ばの選手たちに、”¥億”ほどの大金が動くこともあるそうだ。
そして契約金で選手が得るお金の”一部”が、選手が所属していたチーム、あるいはコーチのもとに送られるから(1割~3割とからしい)、少年野球のチームは、この選手の契約金で運営されているのだ!
アカデミーの生活
アカデミーに加入できた選手たちは、施設内で生活をすることができる。
ここでの生活の一切を、球団がサポートしてくれる。
野球施設は、広々とした土地に複数の球場。
また、グランドがきれい。
日本のプロ野球2軍グランドとどっちがきれいだろう。(日本のを見たことがない!)
ドジャースのアカデミー施設は、その球場が6台だか8台だかのカメラで録画されていて、選手のプレーをすべての角度から見直すことができる。
IMGアカデミーさながらでした。
食堂にもいれてもらいました。(しかも食事まで!)
とてもおいしかった!し、部外者が入っていっても好きにご飯が食べられる寛大さ。(もちろんコーディネーターさんいてこそですが)
シンプルなドミニカ料理でした。
リーグ戦に加え、高校生年代に当たる彼らが高校卒業資格を得られるように、学校教育を受けることができる。
近くの町の先生など外部から教諭が来て授業をしてくれる。
決して教育水準の高くないドミニカや周辺各国の野球選手たちへ、教育機関の役割も担っているのだ。
午前中に野球のゲームをおこない、午後に英語の勉強をする。
一応マイナー選手なので、給料も出る。
午前中にメジャーリーグのユニフォームを着て、給料をもらい、午後に数学を勉強する。
教室には「ちゃんと集中して授業を受けること」と学級目標が貼ってある(笑)。
選手レベル
とにかく、上手い。
私の見立てでは、日本の選手の3学年ほど上のレベルをゆく感覚。
町のグランドで数年後の契約を目指して野球していた15歳の子たちが、日本の高校3年生トップレベル。
アカデミーで野球をしている18歳くらいの選手たちが、大学トップレベルといったところでしょうか。あくまで私の感覚ですが…本当に上手い。でかい。貫禄!(笑)
そしてこれは現地に来たからこそ感じれたもの。
緊迫感。
町の野球も、アカデミーも、みんな真剣。
そしてその対極にあると思われがちなもの。
それを今回、間違いなくプレーする選手たちから感じとれた。
それは、純粋に野球を楽しむ姿。
こんな純粋無垢に野球をした覚えなんてない私にとって、本当に彼らが羨ましかった。
そして何より、そんな真剣に野球と向き合い、心から野球を楽しんでいる彼らと関わりをもつコーチたちが羨ましかった。
アカデミーの試合でも審判への抗議でコーチが退場食らうという、メジャーさながらの緊張感と本気度。
周りはそれを見て大いに盛り上がったり、冷やかしたり、それがまた面白くて白増す熱さを増す。
この空気感を作り出しているのは一体なんなのか。
次回、『ドミニカ野球・コーチング編』へ続く。
納得いかない判定に詰め寄るコーチ…
いつもブログ拝見させて頂いております。日本に帰ってきたら是非是非お話を聞かせてください。阪長さんやその他の方のお話をお聞きした事があります、やはりプロ野球とメジャーの組織的違いは大きいようですね。
いいねいいね
こちらこそぜひお話お聞かせください!
日本に帰ったら第一弾。アカデミー設立に賛同的な人のところへ全国回ろうかな!笑
いいねいいね
宣教師ではありませんが、少年野球から高校野球まで全国への発信を期待しています。
いいねいいね