アメリカ少年野球事情

我が(?)ルーキーズ、先日まで日本遠征に挑んでおりました!!

 

 

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高知ファイティングドッグスさんとの交流もそこにあり、とても楽しそうな写真でした。

 

私は行っておりません。

せっかくアメリカ来ていて、帰るのはもったいないなーというのと、そもそも往復するようなお金ありませんというのと、何より英語学校休めませんというところで、ただただ新谷さんがFacebookで上げてくれる写真を見て羨ましがっていました。

 

日本の子どもたちと、アメリカ人の彼らの交流は、きっと特別な発見があったでしょう。

 

こうしてルーキーズは毎年日本遠征していますので、興味あるような人とこれからも交流が増えていったら面白いなと、個人的に思っております。

 

来年彼らが日本に来るとき私は果たして何をしてるでしょうか。。。それに関しては不安でしかありませんね(笑)

 

 

アメリカの野球事情‼︎

今日はそんな彼らがここアメリカでどのように野球に取り組んでいるのか、アメリカの少年野球事情について詳しめに(多分)書いていきたいと思います。

 

 

日本との大きな違いは3つ。

 

1つはシーズン制ということ

 

だいたい4月から始まる野球のリーグ戦に向けて、チームが結成され始める。

まず野球少年たちにとって最もオーソドックスなのが、町がつくる「タウン」チーム。町ごとに、人数に応じてひとつだったり複数だったりチームを結成する。そして他の町とリーグ戦をおこなって野球シーズンを満喫する。

タウンでは、さらに「レクリエーション(以下:レク)」と「トラベル」という2つのチームがある。

レクには町の子どもなら誰でも参加できて、初心者でも野球を始められる大きな役割を果たしている。

そのレクから、上手な選手が選抜されて結成するのが、トラベル。

世界大会が行われるリトルリーグの大会などには、このトラベルチームが町の代表として出場する。

 

チームはそれぞれ、各年代ごとにあって、リーグ戦も各年代ごとにあるので、日本で言えば、カテゴリーごとのトップ年代でしか得られない大会の経験を、毎年経験することができる。

 

 

また、初心者がどんどん野球を始められる理由として、ルールのラフさがある。

これが2つ目の日本との違いである

 

少年野球では、ゲーム前に互いのコーチが歩み寄って『ルールを話し合う』時間がある。

そこで決められるルールは、グランドの事情に合わせた特別ルール(上のネットに当たったらファウルね。とか)から始まり、

何イニングおこなうか(基本的には決まっているが、ダブルヘッダーの時などはチームの都合によって1試合あたりのイニングを話し合ったりする)

1イニングあたり得点できるのは〇点まで(だいたい5点まで)

1イニングあたり盗塁は〇回まで

ホームスチールありor無し

など、日本では考えたことないルールまである。
こっちの人に「1イニングで5点までしか入らないのって、守ってる方はいいけど、打ってる方は不公平じゃない?」と聞いたら、「これがフェアでしょ」と言った。日本の野球とアメリカのベースボールでは、そもそも「フェアプレーの精神」のとらえ方が違うんだと学んだ瞬間。

5点以上の差があるときは最終回だけはルール適応外なので、それで逆転されたらたまらないと日本人の感覚なら思うだろう。前の石川県大会のように、セーフティリードなど無いと言うだろう。でも彼らは、そんな野球すら、いや、そんな野球こそ楽しむのだろう。

 

さらに

ラインナップには全員の名前が挙がる(12人いれば打順は12番まで)

守備位置変更・選手交代は無制限

などの形をほとんどのチームが採用している。全員が参加できるから、初心者でも参加して楽しみやすいと言える。

 

 

そして3つめが、1度に複数のチームに加入可能というところである。

 

野球シーズンに突入すると多い人で同時に3チームほどに加入している。前述したタウンの2チームに加え、新谷さんが抱えているような「クラブチーム」である。

 

クラブは、クラブ同士のリーグ戦に参加したり、「トーナメント」と呼ばれる、どこぞの町や球場が主催する大会(2日で3~5試合ほど消化して優勝を争う)に参加するために選手を集める。

ほとんどのチームが「トライアウト」と呼ばれる入団テストをおこなって、能力を審査し、参加選手を厳選していく。

タウンは自分の町のチームしか選べない、またコーチなども選べないのにたいして、クラブであれば、自分が好きなところを選ぶことができるから、もっと上手くなりた選手たちの可能性を広げる場となる。

また、「コミュニティ」としての役割においても、新谷さんのチームのように、いろんな町に散らばる日本人野球少年たちが、保護者も含め、クラブを通してコミュニティを作れることは大きな価値だと感じる。

 

クラブは、ゲームだけでなく、個人レッスンやチーム練習などの「技能上達の場」としての役割も果たしているところが多い。

タウンのチームは活動のほとんどが「試合」なので、本当に練習して上手になりたい子たちはこういったクラブチームや個人レッスンのコーチを見つけて練習に励むようになる。

 

 

以上の環境下で野球少年たちのシーズン中の日常を簡単にまとめると、

 

平日学校に通うのが午後3時ころまで

平日の学校終わりにタウンのゲームが2日(1試合ずつ)

平日のうちの何日かタウンの練習orクラブの練習

土日にクラブの試合が1日1試合

その他個人レッスンを週1回ほど

 

 

さて、あなたは「毎日学校で部活動の練習に励む日本の野球環境」との違いをどう感るだろうか。

 

これらのタイトスケジュールの中ではそれぞれの予定が被ることもざらなので、そのたびに選手たちは選択肢を迫られる。タウンのゲームに行くか、クラブのゲームに行くか。タウンの練習に行くか、レッスン先の個人練習に行くか。

この選択肢こそが、選手の”主体性”を育んでいて、受け身で取り組むことを防いでいるように、私は選手たちの姿勢から感じる。

 

 

この”選択肢の充実さ”に、私は渡米2週間で驚かされた。

 

 

ただアメリカの真似をしても日本人の心には刺さらないことは分かっているので、この仕組みを学んだ私はそこに面白さや必要性を感じたからこそ、日本でもどうにか”選手たちの選択肢”というカタチで、実現できないだろうかと考えている毎日です。

 

そこのあなた、面倒は承知なんだけどご意見をお聞かせください。

 

ぼちぼちアカデミー構想を、外部へ公表していくときでしょうか。

もし私と同じような考えの方やそこに一助したいという方がいらっしゃればメッセージください。不出来ですが構想資料をお届けしたいと思います!

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アメリカ少年野球事情” への3件のフィードバック

  1. はじめまして。
    50代の私が子供の頃は、大人の介在なく小学校低学年から中学生まで、学校から帰れば野球してました。
    その日その場所でルールを決め、チーム編成は偏りがないよう調整し、小さい子供にはハンディを与え、ルールもアバウトでした・・
    お話を聞くと、楽しかった昔を思い出します。
    いつから、子供の世界に大人がズケズケと介入しはじめたのだろう?
    貴方の感性と取り組みに賛同します(^^)

    いいね

    1. コメントありがとうございます。
      私も小さいときはそうでした。時代は違えど、子ども自身が好きなように野球をやれる環境って、幸せだし、育成的にもものすごい大切で。
      また読んでいただけたらと思います。
      よろしくお願いします。

      いいね

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