今週の日曜日、秋のリーグ戦が始まります。
この私はなんと今回!
9-U(9歳チーム)のメインコーチをさせていただけることになりました‼
週に1試合ずつ、毎週ゲームが行われて約2ヵ月戦います。
(それが終わって帰国になります。)
元気元気でいろんなところに気が飛びまくる彼らですが、春のリーグで時折見せた集中力を引き出していけるように私も頑張ります。
プレーするのが彼らで、サポートやマネジメントをするのが僕ら。
そこには明確な役割分担があります。
私は、(これは高校野球指導者をしたときから)”勝利欲”がありません。もはやある時から、勝っても負けてもそれに対して何か感じることがなくなりました。これは自分で言うのもなんですが、結構「悟りの域」に達しています。
改めて自分なりに勝利欲がないことの是非を考えてみると、たぶん自分が大事にしているのが”自分の役割”をはっきりすることだから。
ここで言うとそれぞれ、”勝利欲を持つのは選手”で、”勝利欲を育む”のがコーチ。そういう風に役割を分けることができる。
もちろん勝ちたいですが、他に大事なことがたくさんあるので、そこに信念を持って私はコーチングをする。(偉そうに言っててチームをまとめられなかったらすみません…)
小さいときから「選手」よりも「指導者」が大好きで、プロ野球選手やライバルチームの選手の名前は覚えられなかったけど、高校野球の知将・名将たちはアボみたいに知ってたし、ゲームハイライトを見るより、試合後インタビューで監督がどういうことを言うのかが気になって仕方がない。
名将たちはみな、選手をやる気にさせるのが上手い。
決して自分がヒートすることなく、逆にナーバスになることなく、淡々と選手たちを見つめ、選手たちが伸び伸びと自信をもってプレーできるように空気をつくる。
そんなのが自分の理想です。
最近のいろんなスポーツを見ると、選手と一緒にヒートする指導者が多く(サッカーの監督とかでよく見るような)、そういうコーチングも時代の流れなのかな。”選手の勝利欲を育む”という目的の中ではそれもひとつですね。
本当に勝利欲が自分の中にはないので、メインコーチは果たして向いているのか(というより一般的にどう思われるか)分かりません。でも自分はそれが大事だと信じています。
9歳チームって、たぶん日本で受け持つことはないだろうな。
人生で最初で最後の経験になるかもしれない。いや、おそらくそうだろう。
というかアメリカで過ごす6ヵ月の経験の全てが、人生での最初で最後の経験になる可能性のことばかりだから。
相手にも後悔させてはいけないし、自分も絶対に後悔してはならない!
ハッスル、ハッスル!