9-U(9歳チーム)ROOKIESのリーグ戦も終盤に突入しています。それと同時に帰国も近づき寂しさがやってきてますが、自分で決めた帰国日程なのでそんなことも言ってられませんね。
先週のゲームは強豪チーム相手に序盤のリードを守り切れず逆転負けでした。本当にタフなゲームをみんなやるようになって(春からの成長が早い!)それだけでも大きなことですが、もったいない試合だった。いわゆる「勝てたゲーム」ってやつです。
「勝てたゲーム」を落とすことはいつでもあるし、それこそスポーツの”面白さ”でもあるので、勝ちも負けもひっくるめて彼ら選手と私自身が楽しめれば御の字だというのが基本的なスタンスとして私はありますが、あの時はらしくもなく超勝ちにこだわってしまった。
だいたいそういう時は、神のおぼしめしとばかりにやること成すこと失敗に終わったりするもので、その試合も敗因は私にありました。
「コーチング」って難しい。でも超偉そうに言うと試合におけるコーチングの理想(正解)は自分の中では決まっていて、それは「目の前のやれることを精一杯やる」。
これは選手時代も変わらずなんだけど、どこかで「人の脳みその容量は決まっている」という話を聞いてから、”自分で変えられないところに意識を持って行く分だけ集中すべきことに集中できなくなる”から、自分でやれるところにだけフォーカスしようと思うようになった。
例えば「あいつ大丈夫かな」と思っている分だけ自分の大事な脳みその容量を使っているので、その場合に自分のやれることは”前もって声をかける”ということだけ。だからそういう行動をとる。
キャッチャーというポジションはとにかくずっと頭を使っていなきゃいけないので(現役時代はキャッチャーです!)人の心配をしている暇なんてない。でも人の力を使って事を成さなければならない。その役割には実にいろんなことを考えさせられる。
とにかく「勝利」という自分の意思ではコントロールできない何かに取り憑かれた瞬間に、私は負けました。
ブログ委託第3弾!!
タイトルにもある通り、今回のブログ委託は、私の高校時代からの友人で今はメンタルトレーニングの分野で勉強中の方にブログ委託をします。
「メンタル」
スポーツにおいても人生においても重要なキーワードで、また常に様々な要素が絡み合うので解明しづらいこの分野。
日本では少しずつ浸透してきてる専門分野だけど、現場での実績は、まだまだ”研究”程度な感じのこの分野。
日本の文化には「メンタルトレーニング」の分野と相反してバチバチ言わす巨大な対抗勢力があります。
それが、「根性」
(「根性」ってひとつのメンタルなのかな?学問的にはなんていうんでしょう?)
世界でスポーツビジネスが広がり、スポーツの発展に力を注ぐ中、日本は「根性」で戦後の復興と経済成長を乗り越えた(かどうかは知らん)。
仕事をする能力を「根性」といい、モチベーションの上がり下がりを「根性」といい、目標の定め方を「根性」で決めた。
これは、なかなか他の国には無い文化かもしれん。
アメリカの子たちは「今日元気ないね?」と言うと「そうなんだよね、今日はなんか元気が出ないんだ」と、誰か違う人の話でもしているかのように淡々と、自分のメンタルに素直に反応する。
モチベーションが上がらないからといって”自分を責める”ことはまず無いような気がする。
だからこれは「文化」なんだと思う。
そうやって素直に自分のメンタルに客観的に向き合う彼らだから、専門分野の「メンタルトレーニング」の論理性に対して「そういうことだったのか」と受け入れやすい。
身体を鍛えるのと同じように、スキルを磨くのと同じように、心を鍛えるための”方法を学ぶ”ことをしようとする。
日本ではそもそも、まず”自分の心と向き合う”ということに違和感を感じる人も少なくないし、私自身もどうか分からないし、客観的に自分の心を評価するのをあまりしない。
モチベーションが上がらない自分に「あっ、今日はタクトはやる気がでないんだな?よしよし」とは、ならない。
「大舞台に弱い」なんても言われる日本人特有のメンタルには、いろいろな課題がある。個人的な課題から文化的な課題まで。
そこらへんを話してもらえるブログ委託をしようと思います!
今回は質問形式(インタビュー形式?)を考えています!
よろしく!
P.S 9-Uの保護者の方へ
前回のゲームでの素晴らしい写真(こんなにイケメンに!)撮っていただき、またアップしていただきありがとうございます。
ゲームの写真が無くてちょっと寂しい気持ちでおりましたところ、本当にうれしかったです!!早速使わせていただきます!!